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Mirai  -sha   NMAT・JMAT合格必勝法
- 4つのポイント -
 
NMAT合格必勝法
−4つのポイント−

 
 
1. 偏差値評価の意味を知る


2. 性格検査と指向検査を知る


3. 会社の合格ラインを知る

4 自分の実力を知る



























 
























































未来舎
〒180-0003
武蔵野市吉祥寺南町
2-5-9
エントピア吉祥寺 404
miraisha@wing.ocn.ne.jp

1 偏差値評価の意味を知る
■ 偏差値は平均点を基準に計算される
 NMATやJMATは偏差値で評価されます。

 偏差値は、自分の得点と平均点との差を標準偏差で割って計算します(詳しい説明は省きます)。得点が高い(あるいは低い)から偏差値も高い(あるいは低い)わけではありません。

 得点が高くても平均点がもっと高ければ、偏差値は低くなります。逆に得点が低くても平均点がもっと低ければ、偏差値は高くなります.

■ 問題の難易は合否には直接関係しない 
 NMAT・JMATには一部にむずかしい問題があるバージョンと、比較的やさしい問題だけが出るバージョンがあります。よくある誤解は、「むずかしい問題ができなかったから不合格だったに違いない」、「よくできたはずなのに不合格だったのはなぜかわからない」というものです。

 しかし、これはNMAT・JMATが得点ではなく偏差値で評価されていることを理解していないための誤解です。むずかしいバージョンでは平均点が下がります。むずかしい問題を間違えても、他の問題を正解していれば、得点は低くても偏差値は高くなります。逆に、やさしい問題が出るバージョンでは、平均点は高くなります。よくできたと思っても、偏差値はなかなか上がりません。
■ 平易な問題のミスは致命的
 NMAT・JMATが偏差値で評価されるということは、平均点を上回るか下回ってしまうかが最重要ポイントになります。

 そうなると、平易な問題は正解できる人が多いので、その問題の平均点も高くなります。これを得点できないと平均点からの差が大きくマイナスになり、当然偏差値も大きく下がります。

■ むずかしい問題のミスは許容範囲
 むずかしい問題は正解できる人が少ないので、その問題の平均点は低くなります。したがって、正解すれば偏差値には大いに好影響がありますが、もしミスしても平均点からの差は小さく、当然偏差値にもそれほどの悪影響はありません。

 したがって、高得点が必要な会社は別として、一般的に言えば、難問や時間のかかる複雑な問題は不正解でもかまわない。さらには解答しないでその分の時間を節約するのが「正解」ともいえます。

■ NMAT・JMAT対策の目標
 そうなると、対策の第1の目標は、基本的な問題、平易な問題を絶対にミスしない力をつけることです。

 ただし、それだけでは足りません。制限時間があります。制限時間内に間違いなく解けるようになるまで習熟する必要があります。

 多くの場合、基本問題を全部正解しても平均またはその少し下くらいの偏差値になります。会社によってはこれでも合格ラインを超えている場合もありますが、受ける側としては少し不安です。

 そこで、次の目標は標準レベルの問題を確実に正解できるようになることです。この場合も制限時間内で正解できるようになる必要があります。

 このレベルに達すれば大体80%前後正解できるので、合格ラインを突破できる可能性が高いと思われます。

 しかし、、競争が激しく合格水準が高い企業の場合、難問や複雑な問題も1、2問正解したいところです。難問を制限時間内に解けるようになるには時間も労力もかかります。仕事をしながらの学習になるので、早めに準備する必要があります。

 未来舎の講座については こちら

 2 性格検査検査V)と指向検査検査W)を知る  
■ 性格検査(検査V)と指向検査(検査W)
 NMAT・JMATには能力検査と呼ばれる検査TとUのほかに性格検査の検査Vと指向検査の検査Wがあります。

 性格検査は、人間関係と職務執行の場面での性格特徴を明らかにする目的で行われます。外向か内向か、維持か変革かなどの尺度で測定されます。

 指向検査は、本人が希望している職務を明らかにする目的で行われます。管理、企画など4つのタイプの役職のどれを目指しているかを測定します。

 検査VとWをどの程度重視するかは会社によります。

 ■ 性格検査の注意点(1)−アンケートではない
 性格検査はアンケートではありません。つまり、現状の自分の性格を回答するものではありません。もちろん、自分の性格を偽れということでもありません。

 NMATは管理職の適性を判定する検査です。現状ではなく、今後、管理職になったときに業務を遂行できるかどうか、つまり将来の可能性を測定する検査です。

 性格検査で回答するのは、今後自分が役職に就いたときにどのような管理職になりたいかということです。自ら率先して部下を引っ張ってゆくタイプの管理職を目指すのか、部下の意見をよく聞いて最後に決断を下すタイプをめざすのかなどなどです。

 重要なのは、現在の自分の性格特徴を把握して、目指す管理職像を作ることです。そうすれば、役職についたときの自分のストロング・ポイントとウィーク・ポイントが見えてくると思います。

 性格検査では、そのストロング・ポイントを伸ばし、ウィーク・ポイントを改善したいと思っているということを回答すればよいのです。性格検査は、将来のためにこのようにしていきたいという一種の決意表明と考えてもいいかもしれません。

■ 性格検査の注意点(2)−会社の現状と方向を考える
 目指す管理職像を作る際には、会社の現状と将来の方向性を意識する必要があります。いくら自分がこのような管理職になりたいと思っても、会社の現状・方針と合わなければ意味がありません。

 会社の現状・方向と自分の現在の性格特徴の両方を考えあわせて、目指す管理職像を作ってみてください。

■ 指向検査の注意点(1)−キャリアプランを考える
 指向検査では何といっても自分が目指す方向を明確にしておくことが大切です。組織管理もやりたい、企画もやりたい、新事業もやってみたいでは、一体何をやりたいのかわからないと判定されてしまいます。

 自分はこの会社で何をしたいのか、考えてみる必要があります。これはNMATのためだけではなく、自分のキャリアプランを考えるきっかけにもなるかもしれません。

 ■ 指向検査の注意点(2)−性格検査との一貫性
 NMATでは性格検査と指向検査で、組織管理タイプ、企画開発タイプ、実務推進タイプ、創造革新タイプの4つのうち、適性のある役職タイプがどれかが判定されます。

 そのときに性格検査と指向検査で示された適性のある役職タイプが食い違ってしまうのは避けたいところです。


 これは、自分の性格特徴を把握して、目指す管理職像を作っていれば問題ないと思いますが、一応、自分が目指している管理職像が、自分が目指す方向と合っているかどうか、あらかじめ検討しておくと安心です。

 3 会社の合格ラインを知る  
■ 会社によって千差万別
 NMAT・JMATの合格ラインは会社によってまったく違います。

 これまでの業務成績や上司からの評価など、NMAT・JMAT以外の要素も総合的に考慮する会社もあれば、それはNMAT・JMATを受検できるという時点ですでにクリアしていて、あとはNMATの成績だけという会社もあります。

 成績にしても、かなり高得点が必要な会社もあるし、それほど厳しくはない会社もあります。

 また、適性検査に合格すると論文の試験がある会社もあります。

■ 一応の目安−ランク5
 能力検査でどれくらい得点すればよいかは会社によって千差万別とはいえ、まったく目標がないのはやりにくいと思います。

 そこでこれまでの未来舎の経験からみて、ランク5を一応の合格ラインと考えて対策を進めるとよいと思います
ランクはNMATを実施するリクルート社による分類です。受検者の偏差値に応じて、低いほうからランク1から7までに分けられます。そのうちランク5は、真ん中より少し上という区分です。偏差値で言えば、50+αという感じです。

 もちろんランク4でも合格する会社もあるし、ランク5の上位でもどうかという会社もあります。しかし、合格ラインがわからない場合は、まず平均より少し上を目指して努力し、そのあとできればランク6(偏差値では60+αという感じ)を目指すというのがやりやすいのではないかと思います。

4 自分の実力を知る  
■ 未来舎の再現問題集をやってみる
 NMAT・JMATでは成績のフィードバックがないのがふつうです。そのためなぜ不合格だったのか、どの問題ができていなかったのかがわかりません。

 まず自分のおおよその実力を知るために、未来舎の『NMAT/JMAT再現問題集』(成美堂出版)をやってみてください(最新版を使ってください)。

 答え合わせをしたら、第4章にある自己成績表に記入し、そのあとのページにある結果判定を読んでみると、おおよその自分の実力がわかります。

検査T(言語問題)−正解70%未満は不安
 言語の問題は90%以上正解する方も珍しくないので、一応できたという程度では偏差値が低い場合があります。

 そのため検査U(計算・判断推理などの問題)ができなかったから不合格だったと思っていても、実は原因は言語系の成績であることがあります。

 言語能力を向上させるには時間がかかるので、早めの対策が必要です。

 検査Tで要求されるもの−論理的な読み方
 NMATの言語問題で出題されるのは評論の分析的な文章です。小説や詩のような感覚的情緒的な文章は出題されません。

 問題も論理的に考えて解く問題です。なんとなくカンで解いていると、できたつもりでも不正解である危険があります。言語の問題は高得点になりやすいうえに、NMATは問題数が少ないので1問のミスが合否を分けることさえあります。

 そのようなミスを防ぐには、カンではなく論理的に考えて解く必要があります。そのような考え方を身に着けるには時間がかかります。早めの対策が必要です。

 未来舎の講座は、分析的論理的に読んで解く方法を指導しています。

 未来舎の講座については  こちら

■ 検査U(数的処理と判断推理問題)−60%正解が目安 
 検査Uはバージョンによって難易度の差が大きいので、一概に目標ラインを定められませんが、一応の目安としては60%あたりにおいておくと良いでしょう。

 また、問題の種類によって全問正解したい問題と間違えてもよい問題があります

 表や集合の問題は、表の見方や集合の解き方がわかれば容易に解けます。フローチャートやクリティカルパスのような文章で数的な処理が指示される問題のうち単純な問題も容易に解けるので、確実に得点したい問題です。

 これらの問題でミスした方は要注意です(その理由は「偏差値評価の意味」の欄を参照)。

 さらに解答スピードも要求されるので、問題に習熟することも必要です。

 複雑な条件の推論問題のような難問は、一般的には不正解でも許容範囲です。ただし、高得点が必要な会社の場合、1,2問は正解したいところです。

 未来舎の講座では、計算力やスピードはもちろん、絶対正解しなくてはならない問題と、間違えてもよい問題を見分ける力をつけることも重視しています。

 未来舎の講座については  こちら

 ■ 検査Uで要求されるもの
 まず計算力です。正確さだけではなく、スピードも重要です。

 また、フローチャートのような文章で数的な処理が指示される問題や、順序のような判断推理の問題では、文を正確に読み、手順に従って情報を整理する力が必要です。この意味で、言語能力も要求されます。

 しかもすべてにスピードが必要なので、ある程度の問題数をこなして、問題に習熟することが必要です。特に高得点が必要な会社の場合、スムーズに解答してゆかないと、時間不足で得点できないことになるので、相当な習熟が必要です。

 未来舎の講座で問題に習熟すれば、これらの力をつけることができます。

 未来舎の講座については  こちら

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