大学編入・社会人入試
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概要 |
■ 大学編入とは |
■ 試験 |
一部の大学では3年次(または2年次)に入学して、2年間(または3年間)で卒業するという制度を用意しています。これが編入です。
社会人入試だと1年次に入学し卒業まで4年間かかりますが、編入すればそれより短い期間で卒業でき、したがって学費も節約することができます。
また、大学の1、2年次は教養課程で専門知識とは直接の関係がないため、大卒の社会人にとってはそれほど魅力はないかもしれません。この点からも編入は社会人の学び直しの目的にかなっています。
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志望理由書の提出、ペーパー試験として英語(その他の言語で受験できる大学もあり)と小論文、面接が行われるのが一般的です。
近年は、受験資格として、英語の検定試験(TOOFL, TOEIC、英検など)のスコアを要求する大学も増えています。
検定試験のスコアが出願に必要な場合、受験者が減る傾向があります。これは検定試験のスコアさえクリアできれば合格の可能性が高くなるということです。 |
■ 志望理由書 |
■ 面接 |
基本的に、@志望理由、A学習計画または研究テーマ、B将来の希望の3点で、@の志望理由では、編入の志望理由、その専攻の志望理由、その大学の志望理由などで、どのような経歴かによって重点の置き方が異なります。
いずれにしても大学側が知りたいツボを押さえて書く必要があります。
また面接は、志望理由書に基づき行われるので、志望理由書の出来はそのまま面接の成否に繋がります。
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志望理由書の確認的質問、疑問点についての質問、より具体的な質問が中心で、時にはコミュニケーション能力を試すような質問もあります。
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試験内容 |
■ 英語 |
■ 小論文 |
長文問題がほとんどで、一般入試に比べると和訳(全訳、部分訳)、内容説明、要約など記述問題が多いのが特徴です。
なんとなく意味が分かる程度の理解では不十分で、正確に内容を把握し理解する必要があります。また、記述するのは日本語ですから、日本語の記述力が身についていることも前提となります。
一部の大学・学部では英語でのエッセイライティングもあります。この場合は英語での表現力も求められます。
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2年次編入は特に専門的な問題は出題されませんが、一般的なテーマについての小論文もあるし、図表と文章から問題を分析する課題型の小論文もあります。
3年次編入は専門課程に入るので、それぞれの学部の専門科目のうち、大学2年生までに学習した内容が試験範囲になります。
いずれにせよ、どのような問題が出題されるかは大学により異なるので、過去に出題された問題を確認する必要があります。
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試験対策 |
■ 準備開始時期〈編入試験〉 |
■ 準備開始時期〈英語検定〉 |
編入試験の試験日は10月から11月ごろが多いので、一般的には2月頃から始めれば間に合います。
基礎力に自信のない方は前年の12月の基礎講座から始めるとよいと思います。
また、編入試験では記述式問題が主流のため、正確な和訳力、多様な英語表現力が必要です。そのような練習をしたことのない方も、早めに学習を開始する必要があります。
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英語検定の試験日とスコアの発表日、出願日を考慮すると、タイムリミットは7月の試験になります。試験日は英語検定の種類によって異なるので、確認しておく必要があります。
英語検定が受験資格になっている場合、できるだけ早くスコアをクリアしておいたほうが安心です。
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■ 記述式英語問題 |
■ 英語検定 |
記述式の問題は、選択肢から正解を選ぶのではなく自分で解答を作成しなければならないので、「大体の意味は分かる」程度の理解では得点になりません。英文の意味や構造を正確に理解する必要があります。
未来舎の英語講座は、まず、「正確な」和訳・英作文の力をつけることを目指します。しかし、それだけでは、要約、説明問題に対応できないので、説明・要約講座によって、論理力・記述力を高めます。
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英語検定のスコアは一定期間内に取得したスコアも有効と認めてくれることもあるので、1年目でスコアを取得し、2年目で専門科目に集中するという2年計画も可能です。
検定試験は、それぞれ特徴があるので、自分にとって取り組みやすい種類のものを選びましょう。
たとえば、TOEICはビジネス・日常生活、TOEFLは学術的な内容、英検は幅広いトピックについて出題されます。 |
■ 小論文 |
■ 志望理由書・面接 |
基礎小論文講座で、課題文型小論文の文章の読解、要約、説明を求める問題から文のテーマについての意見陳述など、また、図表について問題では図表の見方、分析の基本を習得します。
実践講座で過去に出題された問題を使って、実践的な力をつけます。 |
志望理由書・学習計画書は面接の時に使われるので、ツボを押さえて書く必要があります。未来舎では添削によって志望理由書をブラッシュアップします。
志望理由書に基づいて想定問答集を作り、しっかり対策をしておきましょう。英語学科や英文科では英語での質問もありうるのでその準備も不可欠です。
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